ray レイ

言わずとしれた天才レイ・チャールズの自伝映画です。
昨年、73歳で亡くなるまで超一線級で活動していた初期ー中期までを収めた形です。
長尺の2時間30分の映画ですが、ホントスーッと入り込める映画。
http://www.ray-movie.jp/index.php
クラブジャスとかR&B一通り聞いている人にとっちゃ、感激する映画です。
いや、ホントいい映画です。
これオススメ。
酒とドラッグと女と金。
レイの生涯に渡って常に付き纏われた弟の死。
盲目ゆえの信念やら、ビジネスセンスを意外と持ち合わせていたやら、女癖の悪さなど
自伝映画としてこれほどのボリュームある人生は正直凄過ぎ。
レイの人間味が画面に溢れんばかりに表現されており
主演のジェイミー・フォックスにレイが乗り移っているかの演技を見せてくれました。
映像美も素晴らしく、色彩がシーンによって綺麗に表現されており
自らの黒人であるというシンボリック的な信念、映像に感激。
詳しいあらすじ書いちゃうと見たときに鮮度がなくなるので
この程度にしておきますが
自分的に一番微笑んだというか、笑ったというか、嬉しかったのは
メスアラウンドの製作工程でのアーメットとのやり取り。
このシーン楽しすぎ。
Georgia On My Mindとかなんか、映画見ながら泣きそうでしたよ。
ジェイミーフォックスは凄いな。ホント。
入り込めるための時代も盲目である葛藤も並大抵の理解じゃまず演じられないと思うので。
あと、レイの妻役のケリー・ワシントンもなかなかカワイイ役どころでGOODでした。
日本映画だと森/水との緑色対比だったりするんですが
アメリカだとどうしても土/木の赤/茶系の対比が面白かったです。


この映画公開を前に亡くなった天才である人間レイ・チャールズに敬礼!