感想

海辺のカフカ (上) (新潮文庫)
海辺のカフカ (下) (新潮文庫)
やっと読み終わったー
盛り上がりとしては中盤が特に盛り上がりまくって
村上春樹特有の読みやすい文章で引き込まれることは引き込まれるのだが。。
なんというか、上下巻800頁越えしてる割には終盤がお粗末な感じが。
ただ、本を出したときから言われているように、テーマについては
それぞれ各々の主眼によって見方が変わり、書き手もザッピング方式を取っているため
どこで重なるのかがかなり楽しみな感じになってます。
世界で一番タフな15歳になる。
思春期のアイデンティティ自己実現、些細な残虐性など思春期特有の記載があるけど
思春期を遠く昔に置いてきた人々にとって、ある意味懐かしさを含んだ新鮮な気持になると思います。