アンナとロッテ

オランダ映画です。
第2次世界大戦時のドイツとオランダにおける
1組の双子の女の子の一生について、切々と描写する戦争映画。
オランダ語、ドイツ語主体で物語が進むのでオランダ語とか逆に新鮮(全然分からないけどw)
内容としては、完全に陰側に入ってて見るのも悲しくなるような描写が多いですが
それでも時代背景から選択肢が全くない時代でも姉妹愛がかすかに感じられる点が
よかったです。
ロッテがアンナをナチ呼ばわりして家から追い出すとか完全に時代背景のファクター以外の何者でもないし。
それはそうとこの監督戦後60年近いからっていってよくこんな映画作ったなーって
感じがします。
子供、20−30歳台、お婆ちゃんと3代に渡る映像が続いているんですが
一番お婆ちゃんのシーンが泣けました。
なかなかこういう含みのある演技は見られないのでよかったです。
正直娯楽系の映画とは完全に真逆の構成ですが
今の変な邦画に飽きたらこういう映画もいいと思います。
かなり邦画の冬の時代は過ぎましたが、正直見るに耐えない映画が多すぎなのが大問題。