メゾン・ド・ヒミコ(ネタバレ)

http://himiko-movie.com/
監督は犬童一心http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8A%AC%E7%AB%A5%E4%B8%80%E5%BF%83
主演はオダギリジョー柴崎コウなんですが
ゲイの老人ホームのお話
テレビ告知では中盤のダンスシーンがメインですが
この映画のメインはゲイであるが故の鬱々しさや影について
触れ回っている点
結構、ボケっとしていると何を言っているのか分からなくなるほど注意しながら
見ないといけない所多々


結構学生にも社会人にも同じようなパターンあると思うような
パトロンとかアブノーマルさがシーン1つ1つにこそっと描いてある良作
まー、たとえとしては微妙だけど散々夜遊びした後の孤独感とか
マイノリティである自分自身の投影先が見つからないなどなど
自分の表立った部分ではない影を掠めるような表現が秀逸
映画自体はそれほど重くはないんだけど、輪廻というか親を選べずというか
繰り返しに持っていったのは微妙だけどね
ポイントはピキピキピッキーと”触りたいトコないんでしょ?”という台詞
ぐっさり来ましたね、これ。
そんな中柴崎コウはよくやりました。
長尺のキスシーンとかわおわお♪とか見てたけどその台詞でガツンと落とす名演技でした。
ちょっとオダギリジョーがかっこよすぎw
掛けてみたくなるのもこれまた人生。
掛けなくちゃいけないのも人生。
葛藤も自由も困難もゲイというマイノリティさもあるけど
結局相手を想う気持ちがスカッと映像として残っていたのが良かった。
結局男の子はなんなんだろう?w


点数★★★★☆